スケート靴を脱ぐまえに

୨୧舞台・スケート・他のセンチメンタル備忘録ポエム୨୧

スケートって、楽しいじゃん! ~フィギュアスケート Japan Open 2015 3地域対抗戦プレゼン

 突然ですが、本日10月3日の夕方から夜、とくに予定もないし、テレビはなにをやっているかな、という方はいらっしゃるだろうか。

 もちろんお忙しい方が多いだろうから暇じゃなくたっていい。家事の片手間にテレビをつけようかな、という方。もしくはきたる10月4日の生誕祭に向けてネイルもケーキも祭壇も準備万端ちょっとテレビでも、という方。または10月4日の戦争にむけてマップも小銭も差し入れもお手紙もオッケー、一息ついてテレビ見よ、という時間がある、そんな方々に観ていただきたい。

 それが、木下グループカップ Japan Open 2015 3地域対抗戦 テレビ放送です。

 

 そもそもフィギュアスケートは観ていて楽しい。

 誰がなんと言おうと、これだけは絶対にゆるぎない事実としてお伝えできます。スポーツとしての熱さを追求する、エンターテイメントとして美を追求する、どちらにしても観る側の需要に応えられるジャンルであると思うからです。

 顔がかっこいい・かわいい、衣装がおしゃれ・いやなにこの衣装やばい、etc...沢山の見方・楽しみ方があって、確かにスポーツだけれど、そういうところから入って行くことに何の問題も不足もない。スポーツだから真剣に観ろと誰かは怒るかもしれないけれど、そんなのは試合前に自分の胃がぎりぎりするくらい本命の選手が見つかってからでもいいのです。

 見慣れてくれば戦略だって跳び分けだって、コロコロ変わりやがってくれますルールだって面白くなる。でも、なんっにも知らない状態でも、ご存知の選手がいなくても、ちゃんと観れば絶対に面白いとそれだけは胸を張って言えます。ファンの欲目かな。

 だからもし、この拙い文章から、「今までちょっとしか見たことなかったけど」「知ってる選手いないけど」…フィギュアスケート見てみるか!とすこしでも思っていただければ幸いです。

 にわかライトファンなりに、たまアリより愛をこめて。

そして先に申し上げますが、かなりだらだら長いです。すみません。

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(公式サイト http://www.tv-tokyo.co.jp/japanopen2015/index.html より)

 

JOとは?……木下グループカップ フィギュアスケート ジャパンオープン2015(Japan Open 2015) のことを言います。ISU(国際スケート連盟)の定める国際競技会です。

 

◎普通の試合と違うの?……4つの大きな違いがあります。

①長い方の、FS(フリースケーティング)だけで競う!

 いつもは、日程的に先に行われる短い方のSP(ショートプログラム)と、このFSとの合計得点で順位がつきますが、JOの出場選手は、FSのみを滑ります。

団体戦でおこなわれる!

 チーム日本、チーム北米(アメリカ・カナダ選抜)、チームユーロ(欧州選抜)の3組で団体金メダルを目指します。

 ひとチームにつき、男子シニア(ジュニアではないという認識でオッケーです)スケーター2人、女子シニアスケーター2人が選抜され、各4名で、①でも書いたフリーの合計得点を競います!

プロアマ混合チームが結成できる!

 大まかにですが、「現役」と呼ばれる選手がアマチュア、現役引退してショーに出る選手がプロと考えていただくと、現役を退いた選手が競技会に出場選手できる数少ない場なのです。今年はチームユーロ男子に1人、プロ枠での参加が決まっています。

キスアンドクライにチームのみんながいる!

 横広のソファーにチームごとに座る形式になっているので、試合前応援や試合後のおかえり、かわいいかわいいキスクラわちゃわちゃを見ることができます。いい結果でも悪い結果でも、にこにこ楽しいフレンドリーなキスクラにしてくれます。コーチ+選手オンリーのことが多い国際コンペにおいて、とってもレアなキスクラです!

 

放送時間は?

 開始はお昼ですが、テレビでは生中継でなく録画放送でお送りしますので、

 ・テレビ東京では少し早めの18:30〜

 ・その他テレビ東京系列では19:00〜

(放送情報 http://www.tv-tokyo.co.jp/japanopen2015/onair.html )となっています。

 

◎今年の出場選手は?

 ハイきました!とにもかくにも気になるのはここではないでしょうか!わたしもここを楽しみに今までお話ししてきました!!特設サイトからのチームごとのお写真(http://www.tv-tokyo.co.jp/japanopen2015/skater.html)と共に簡単にご紹介して参りたいと思います!

 

○Team-JAPAN○

こんな方にオススメ!

・とにかく日本を応援したい!

・陸上↔︎氷上、ギャップ萌え男子は最高だ!

漢気あるサムライ女子が好きだ!

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 ホスト国としてアピールしたいのは、唯一、一国のみでの参加として驚くべきその選手層の厚さ!特に男子はここに来て2枠とも初出場を揃える豪華っぷり。まだいるよ!まだこんなにいるよ!というこの層の厚さは誇っていいと思うんですよね。最高。団体戦ルールになってから今年は10回目の記念大会ですが、団体戦ルールの過去9大会のうち6大会はチーム日本が優勝しているんですよ!

 ここからはひとりずつを簡単に説明させていただきます。日本選手は日本スケート連盟の強化選手紹介( http://www.skatingjapan.or.jp/national/national_list.php?sports_id=2 )から。

 

浅田真央(25) JPN

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「また新たなシーズンが始まりますね」の嬉しさ

 皆さんご存知、帰ってきた進化し続ける菩薩で妖精さん。天才ではなく不器用で、なんでも練習を積み重ねて出来るようになる努力の人(スケーター、先生たちの発言より)。とにかくストイックで、「練習をさせない」ことが大変だったというのは佐藤信夫コーチの弁。ループジャンプが得意でよく加点をもらっているよ!

 JO出場8回目は今大会出場選手でダントツの最多。復帰表明記者会見での「最低でも去年の世界選手権レベル」という発言が世間を賑わせました。それ世界最高水準ですから!どこまでもストイックなアスリートです。


浅田真央選手「やっぱりスケートが恋しくなった」決意を本人ナレーションで伝える新CM ...

こちらこそありがとうと言いたくなるJALさんの新CM

 そして先日のインタビューでは次の五輪を目指すかもしれないことも匂わせてくれました。2014世界選手権後の、フィギュアスケートっていいなあ」というひとことが浅田選手の今の心の底にあるのなら嬉しいなあと勝手に思ってしまいます。

 数々の天然発言はもはや持ちネタ。食べることが大好きです。

 今季のFSはローリー・ニコル振付、「歌劇『蝶々夫人より」。ローリーはスケーターのどういう風にしたいのかという気持ちをまず聞いてから振付に入ることで有名なんですが、浅田選手のプログラムで記憶に新しいのは、13-14シーズンショートの「ノクターン」ではないでしょうか。歴代最高得点を出したあのプログラムも、浅田選手が楽しんで滑れるプログラムをつくってくれるローリーの振り付けだからこそ。今季も楽しみにしたいですね。

 

宮原知子(17) JPN

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合計で5枚も綺麗なお写真があるので是非JSUWebページへ

 お医者さんのご両親のもとに生まれた才女の宮原選手は寡黙でストイック。カメラには未だにシャイな反応を見せてくれるけど、芯が強い京女
 ジャンプを踏み切る時の靴の刃(エッジ)の傾きが内側か外側か、その傾きと正確さで決まるジャンプの種類があるのですが、厳しいジャッジの時にもそれで反則を取られることがない跳び分けスキルは、日々の練習の成果そのもの。アウトエッジがなんぼのもんじゃい!
 京都出身の為、京都府公式イベントなどで京都府広報官まゆまろ( https://mobile.twitter.com/kyotomayumaro )と絡むことが多いせいか、リンクに投げ込まれたりプレゼントされるぬいぐるみのまゆまろ率が高いようです。

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(まゆまろさん… http://www.mayumaro.jpより) ちょっと似てる気がしてきた

 昨シーズン出た試合全てで表彰台に乗っている彼女、現時点で世界ランクなんと2位!昨季は初めての全日本女王に上り詰め、今季の目標に「全日本連覇」を掲げます。
 今季のFSは、ローリー・ニコル振付、リストの3つの演奏会用練習曲より『ため息』。そうなんです宮原選手もローリープロなんです。

 今季初戦は既に優勝を飾って済ませてある宮原選手、昨季のようにJOがいい加速になることを期待したいですね!

 

宇野昌磨(17) JPN

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入浴?

 昨シーズン世界ジュニア選手権で、ダントツの歴代ジュニア最高スコアを叩き出して優勝し、満を持して今季シニアに上がった逸材。シャイで可愛い陸上とは打って変わって、セクシーかっこいい氷上での演技が魅力です。\宇野様〜!/
 昨シーズン序盤〜中盤までは3A(トリプルアクセル)の調子がいまひとつでハラハラしましたが、昨季後半にきちんと直してきました。今季の目標に、GPF(6戦あるグランプリシリーズで獲得したポイントの上位6人しか出場できないファイナルラウンド)出場を掲げています。なんというシニア1年目!

 そして身長が「朝起きて調子がいいと155cm」(自己申告)から公式で158cmへと成長しました。おめでとう!

 突然ですが私が勝手に推したい涙エピソードを紹介させてください。髙橋大輔さんに憧れてきた宇野選手は「いつか全日本選手権の最終グループで髙橋大輔選手と滑る」を目標に掲げていました。それが初めて叶ったのは2013年、ソチ五輪のシーズン。つまり、最初で最後の「一緒の最終グループ」に宇野選手は間に合ったのです。マスコミのよく使う、ポスト○○とか、□□を目指してとか、個人的にあまりすきではないのですが、それでもやっぱり憧れた背中と同じ舞台で戦えてよかったなと思います。

 あと日野龍樹(20歳・強化B)選手のツイッターによる「なんて可愛いんだ」に代表される宇野選手自慢とか、銀メダルに輝いた2014全日本選手権での謙虚すぎる発言シリーズ「シニアの選手と比べて表現力はまだまだなのでジャンプを詰め込んだプログラムになっている」「実力で2位になったわけではないと思っているので」とかもめちゃくちゃ推したいんですけど割愛します。

  今季のFSは、樋口美穂子先生振付、「歌劇『トゥーランドットより」。「誰も寝てはならぬ」のボーカル入りプログラム!樋口先生は長く宇野選手の振付と指導に携わっておられる方で、とにかく宇野選手にぴったりな振付をしてくださるので乞うご期待!腕の使い方とかが私はとってもすきです。

 

村上大介(24) JPN

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「毎日、新しい料理に挑戦することです」キュートか!
 笑顔の輝きが半端ではない、アメリカ育ちの日本男子。9歳でご両親と渡米し、アメリカ代表として2007年世界ジュニア選手権にも出場しています。ちなみにこの年の優勝者は小塚崇彦選手で、インタビューで通訳を買って出てくれたそう。翌2007-08シーズン、日本に選手登録を変更。選手層の厚い日本での熾烈な競争に加え(もちろんアメリカも選手層はとても厚いですが!)、日本でのバッジテストや、所属する国の変更に伴う公式戦ブランク1年というハンデをもってしても、日本選手としてトップで戦うことを諦めないでここまで来てくれました。記憶に新しいのは昨季NHK杯GPS(グランプリシリーズ)初優勝での嬉し涙ではないでしょうか。

 SNS一人称「ダイス」はかなり推したいキュートポイント。「ダイスは〜」と、上手くなった日本語でハイパー可愛いInstagramTwitterを更新してくれる彼はスケオタの太陽です。絵文字のチョイスもめちゃくちゃにかわいい!是非彼のインスタをご覧になってください…! http://instagram.com/diceskates

ex:「日本人!って気持ちがキューってして、カッコよくて好きです、ゆかた(⌒▽⌒)」「すてきな1年になりますように(⌒▽⌒)♡」「星型のパイナップル❗️可愛すぎる⭐️🍍」「グレーシーちゃんとダイスはおそろいの紫色のシャツで練習です(⌒▽⌒)」ま、まぶしい

 それから彼のリンクメイトで同じコーチのもと滑っている選手に、今大会チーム北米から出場しますグレイシー・ゴールド選手がいるのですが、TwitterInstagramなどで日本語表記をするとき、しばしば「グレーシーちゃん」と書くのが可愛くてツボです。「ちゃん」!!

 当時15歳の2006-07シーズンでは「天空のエスカフローネ」からFS曲を構成した村上大介選手。今季のFSは、彼もローリー・ニコル振付で、なんとX JAPANYOSHIKIさん作曲『Anniversary』!あの!YOSHIKIさんです!

 いま降りられる4S(4回転サルコウ)以外に、4F(フリップ)を練習している彼。笑顔のフィニッシュが見られるといいなあと思っています。

 

 

 ○TEAM-NORTH AMERICA○

こんな方にオススメ! 

金髪美女が好きだ!

・目ヂカラが強い人を応援したい!●><●>

・安定感抜群の点取り屋がいるチームは燃える!

手脚の長さを堪能したい!

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  アメリカ・カナダ合同軍たるチーム北米は、シニア3シーズン目という若いゴールド選手を擁しつつも、シニアコンペ慣れした中堅〜ベテラン選手による手堅さが魅力!大崩れしなさそうなメンツと言いたいチームです。今年はアメリカから3人、カナダから1人という構成。

 それぞれの紹介写真は、アメリカ勢がアメリカスケート連盟所属選手紹介から開ける http://web.icenetwork.com/skaters/profile/ より、カナダのチャン選手はカナダスケート連盟Webサイト http://skatecanada.ca/patrick-chan/ より。

 

アシュリー・ワグナー(24) USA

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 漢気あふれる姉御肌。JOには今年で4年連続出場してくれています。

女性らしくも力強く、情緒的な演技が魅力。長らくアメリカ女子の第一線で戦っています。ここ3シーズン、出たGPSはファイナルを含め全て表彰台に上っています。昨季の全米女王でもあります!

 大抵の選手は上から見て反時計回りにジャンプ・スピンを行いますが、彼女は逆回転の時計回り。同じ逆回転のジョニー・ウィアーさんが解説で、逆回転ジャンプの選手はジャッジに回転不足をとられるリスクが高いことを挙げていました。

 フィギュアスケートには裕福な家庭のスポーツというイメージがかなりついて回ると思います。遠征、備品、お金がかかるスポーツとしてその一面は確かにぬぐえません。そんななか若きアシュリーは、自身のアルバイトと、マイケル・ワイス財団から有望な選手にかけられる奨学金でスケートを続けました。

 アンチからのコメントに「あなたほんとうに幸運ね!これから4年も私を見られるんだから!」と返す、この痺れるかっこよさ!

 今季のFSは、シェイ=リーン・ボーン振付、ムーランルージュ。14-15シーズンからの持ち越しプログラムです。シェイ=リーンは、当時ヨーロッパ所属の選手以外で史上初の世界選手権アイスダンス優勝者。ローリープロの多さが目立っている今季ですが、シェイ=リーンもとても人気のコレオグラファーです。

 前回はジャンプの回転の面で辛い点が出てしまいましたが、今年こそは笑顔のキスクラが見られるといいですね!

 

グレイシー・ゴールド(20) USA

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 フルネームが「グレース・エリザベス・"グレイシー"・ゴールド」という、名前までお姫様な全米が誇るリアルディズニープリンセスTwitterで「GG」という呼び名を見かけたら彼女のこと。

 昨シーズンはNHK杯で表彰台の真ん中に立ち、同じキャロルコーチに師事する村上大介選手とアベック優勝しました。ミシェル・クワンさんが憧れだそう。

 そのあまりの美貌に、アメリカの男子高校生が一目惚れし、卒業式後のパーティ「プロム」で一緒に踊ってほしいとYouTubeにオファー動画を投稿。それがグレイシーの目にとまり、彼女がツイッターで紹介して有名になりました。(米国代表の美人スケーター、グレイシー・ゴールド選手を卒業パーティーに誘った高校生のその後 http://news.livedoor.com/article/detail/8836299/ ) お誘いをオッケーした時の可愛い動画もあったのですが、今英語のサイトを確認したらもう見られなくなっていました…

 ちなみに日本では織田信成さんがファンであることでも有名!後輩スケーター吉野くんの「今日の可愛さは何点ですかッ!?」にたいして「今日とかじゃないねん。いつも100点。」おだくん奥様公認なんだそうです。

 勝負曲を訊かれて、テイラー・スウィフトの「Blank space」、勝負飯(もはや好きなもの)を訊かれて「抹茶フラペチーノ」と答える今時のお嬢さん(しかもテイラーとはお友達)。でもメンタルはやっぱりストイックなアスリートで、体重管理のための食事制限は怠らないんだとか。このオフシーズンは試合の前準備のためにショーを減らしたんだそうです。

 今季のFSは、ローリー・ニコル振付、火の鳥!鉄板のチョイスです。本人が「自分の今までのキャリアの中で一番いいプログラムかもしれない」と発言するほど自信を持っているプログラム。鳥らしい振付すらも優雅です。

 「試合が好き」と言い切るゴールド選手。良い開幕戦になるといいですね。

 

パトリック・チャン(24) CAN

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 40代でも30代でもなく、24歳です。ジュニア時代は紅顔の美少年だったのに、気づいたらラーメンばっかり食べている(イメージ)爆速老け顔スケーターになっていました。若い頃はビッグマウスで、ナイフみたいに尖っては触れるものみな傷つけていましたが、いまや穏やかで心が広いベテランのお兄さんになりつつあります。憎まれボーイはもう忘れよう… 英語にくわえてフランス語・広東語を喋ることができ、ピアノも演奏できます。万能!(●)ω(●)

 2013年に出したFSと総合得点の自己ベストは、未だに破られていない世界歴代最高得点でもあります。

 採点の中の、SS(スケーティングスキル)という項目で高得点を叩き出す、ツルツルのスケーティングが魅力。うっとりするほど摩擦を感じない、世界一の脚元はそれだけで見る価値があります。すっごく速いんですよ!

 4回転を含むジャンプにもかなり安定感があります。ただしカナダ男子の呪いがかかっているので、たまーーに3A(アクセル)がすっぽ抜けることも。

 昨季は、前回のJOで、本当に今から休むの!?というくらいの高得点を出してから1シーズンお休みしていたので、浅田選手と同じく復帰戦。2010-11シーズンからお休みするまで、五輪を含めて出場したすべての大会で表彰台に乗っています。間違いなくいま、世界最強の一角を担う選手です。

 今季のFSはまだ公表されていません。SPと同じディヴィッド・ウィルソンや、ジェフリー・バトルによる振付になるのかなと思いますが…

 ※訂正※フォロワーさんに教えていただいたところ、前回大会で滑ったショパンメドレー』でほぼ確定だそうです!失礼しました!!

 

ジェレミー・アボット(30) USA

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 遅咲きの、みんな大好きベテランスケーター。シニアクラスの全米選手権に初出場した21歳の2006-07シーズンから2013-14シーズンまで、8シーズン連続で全米表彰台に立っています。今季はこの大会のエントリーのみですが、引退とは明言していません。

 優しくてお茶目な30歳。座右の銘「Pig can fly!」若い時のキスクラは落ち着きがないことで人気でした。変顔3連続とか。そのリンク内外で表情豊かな顔は、ジャンプ中の顔面保持力の低さにも定評があります…

 GPSでは度々メダルを獲得していますが、世界選手権や五輪での獲得メダルはありません。でも、日本にファンがほんとうに多い選手です。どの試合でも日本のリンクであれば、ホーム開催のような大歓声とたくさんの星条旗に迎えられます。本人も日本で滑ることが大好きなんだそうです。競技以外の面でも親日家で、お箸だってお手の物。日本好きが高じてジャパンジャケットも持っています

 じつはソチ五輪で引退するはずだったのが、日本開催だったことと、ソチでの自身の演技から、2014年世界選手権への出場まで引退を伸ばしてくれました。その世界選手権で受けた大喝采に、とうとう現役続行をも決めてくれたのです。あの拍手と歓声のことを、「僕はこのために競技を続けてきた、これが僕の滑る理由だ、と思った」とコメントしています。その世界選手権が開催されたのが何を隠そう今回の会場、さいたまスーパーアリーナ

 スターティングポジションについてからの、お義父さんの「Go, アレキサンダー!」という声援は恒例のおまじない。

 今季のFSは、サンドラ・ベジック振付の『弦楽のためのアダージョ。昨季から持ち越しの、美しい美しいプログラムです。長い手脚を十二分に活かした品のある演技でいつもうっとりさせてくれる選手。

当日はおかえりなさいの拍手が鳴りやまなさそうです。

 

○TEAM-EURO○

こんな方にオススメ!

とにかく最強チームっぽい布陣が好き!

・服がダサくてもイケメンならしょうがない!

セクシー極妻がタイプだ!

五輪女王が気になる!

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 ロシア・スペイン・フランスからエントリーの今年のチームユーロは圧倒的なスター性!見るも華やかな、五輪女王・現世界女王・現世界王者・元世界王者というステータスは圧巻の一言です。現時点最強の布陣…と言い切りたいところですが、一番右のお兄さんがプロ枠、つまり引退選手という点が悩みどころ。今大会唯一の全員JO経験者チームでもあります。

 それぞれの紹介写真は http://web.icenetwork.com/skaters/profile/ より。

 

アデリナ・ソトニコワ(19) RUS

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  こちらも復帰戦のオリンピック女王。オリンピック明けの昨シーズンは、怪我に伴う数試合の回避からすべて休むことになり、まるまる1シーズンぶりの競技会です。

 ソチ五輪の選手紹介ページには、任意の「My Hero」の欄があるのですが、現役選手の名前を挙げる選手が少ない中、「ステファン・ランビエールブライアン・ジュベール浅田真央安藤美姫」と明記した真っ直ぐな女の子。将来はコーチになりたいと体育大学に進学しています。

 ロシア選手は姓名共に長い選手が多いので、日本のSNSでは愛称や苗字2文字+子などで呼ばれることが多いかも。ソトニコワ選手も、アデリナ、アデリンカ、ソト子などをよく見かけます。

 若干12歳の若さでロシア選手権を制覇。今の世界女王トゥクタミシェワ選手がジュニア時代勝てなかった天才少女です。

 当時安藤美姫さんらしか成功していなかった3Lz(ルッツ)-3Lo(ループ)のコンビネーションジャンプを着氷した史上3人目の女子選手。コンビネーションジャンプのふたつめでも、びっくりするような高さのあるジャンプが魅力。足元が動かないスピンにも定評があります

 日本開催の試合で失敗した時、Twitterで悔しい旨をツイートした直後に「日本のメントスめっちゃおいしい」と発言するキュートさ!メントスたくさんお食べ!

 今季のFSは、ボーカル入りの『Je suis malade』。競技プロでボーカルが解禁された昨季がおやすみだったため、ソトニコワ選手にとっては初めてのボーカル入りでの参戦です。いい復帰戦になりますように!

 

エリザベータ・トゥクタミシェワ(18) RUS

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 ロシアが誇る夫人ことトゥクタミシェワ選手は、日本語では「トゥクタミシェワ」にいろいろな表記があるものの、リーザ、タクタミちゃんなどとよばれています。学年でいうとソトニコワ選手と一緒。ジュニア時代は某アクビちゃんのような見た目だったのですがいつの間にやらお色気美女に成長していました。おそろしあ

 尊敬する選手はプルシェンコ選手。好きな選手はいるけど憧れの選手はいないと明言します。

 シニアに上がってからエッジエラー(傾きの誤り)を一度も取られたことのない、正に新採点世代の申し子!

 ソチ大本命とも目されてきましたが、13ー14年は体型管理などにも伴い調子が落ち込み、不振のシーズンとなってしまいました。それを克服して14-15シーズン出場した試合は優勝か銀メダルのみ、シーズン最後を世界女王として終えた彼女の「諦めない」という言葉の重み…!

 今季のFSは、みんな大好きプロスケーターのステファン・ランビエール振付『ペール・ギュント。ボーカル入りです。

 世選で降りた3A(アクセル)へのチャレンジも見どころ!女子選手の3A成功は史上6人目、世界選手権での成功としては史上4人目、ショートプログラムでの成功としては史上3人目の快挙でした!

 ディフェンディングチャンピオンとしてのシーズン、楽しみにしたいですね。 

 

ハビエル・フェルナンデス(24) ESP

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 世界選手権で初優勝し、世界王者としてのシーズンをはじめて迎える選手。ジュニア時代からフィギュアスケートがマイナースポーツである母国を、文字通り一から引っ張ってきました。大体のISU競技会において「スペイン人初のメダリスト」を打ち立てていっています。

 4回転ジャンプはトゥループサルコウの二種類降りられますが、得意なのは現在4回転ジャンプにおいて主流のその2種類のうち、点が高いほうのサルコウジャンプ。
スケートには、同じ種類のジャンプを一つのプログラムで跳びすぎると跳びすぎた分の点数を丸ごとゼロにされてしまうルールがあるのですが、彼はサルコウジャンプでこれをやってしまうことがしばしばあります…

 ステップは演技派で、コミカルからスタイリッシュまでどんとこい

 コーチによると天才肌で楽観的、練習ではかなりの遅刻魔だそうです。優勝、ノーミスに対してあまり執着しない性格と言えるかもしれません。ですが、スケートに対しては、「みんなを楽しい気分にさせられるかを大切にしている」と言うファン思いのスケーターでもあります。

 実はFSで3つの4回転ジャンプを降りた史上6人目の選手。新しい採点方式になってからだと2人目なのですが、その新採点以降の1人目はというと、同じチームユーロのジュベール選手!偶然とはいえこれはアツい!更に偶然は重なるもので、実は初優勝した世界選手権は、男子シングルでは8シーズンぶりのヨーロッパの選手の金メダル。久々の快挙でした。ではその8年前の優勝者はというと、やっぱりジュベール選手だったのです。なんだこれ!

 今季のFSは、ボーカルパートはフランク・シナトラで、「映画『野郎どもと女たち』より」。エンターテイナーな彼がどう踊りこなすのか楽しみなプログラムです。

 ヨーロッパ選手権は26年ぶりの個人3連覇を果たし、今季は4連覇を視野に入れる王者。どんな演技を見せてくれるのか楽しみですね!

 

ブライアン・ジュベール(31) FRA

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  2013-14シーズン、ソチ五輪で引退した元世界王者。某NHKさんに「4回転サイボーグ」と言わしめるほど、調子の良い悪いに関係なく、とにかく4回転ジャンプに拘り続けた現役生活でした。正直このチームユーロで一番の心配枠でもあります…

すごくどうでもいいと思うのですが先にお断りしておくと、私の今大会一番の推しが彼です。競技会でもう一度見られるなんて思わなかったので…よって変な偏りをしています、すみません…

 フェルナンデス選手の紹介で先に書いてしまいましたが、新採点システムに移行してから初めてFSで3度の4回転を降りた選手です。新採点導入当初はいまと比べるとかなり4回転ジャンプに対する風当たりもつよく、SPから4回転を跳んでくる選手がとても少ない時代でした。それでも、それしかできなかったからこそ、愚直に、一途に、4回転ジャンプを追い求めてきました。不器用すぎて、かなりの論争を巻き起こしてきました。ですが私は、「空中を、雲の上にいるような、4回転ジャンプが大好きです「僕は4回転を跳び続けます。フィギュアスケートの未来のために」という彼の言葉が大好きです。

 きっと今大会、彼はもう4回転を降りることができません。それでも、4回転ジャンプを愛して、一時期は4回転ジャンプにも愛された人だったことだけ、知ってくださるととっても嬉しい。

 そして何よりもお伝えしたいのは、彼は衣装も私服も死ぬほどダサいということです。謙遜とかじゃなくて。口で説明するのは難しいのですが、フランス人はおしゃれという先入観がくつがえります。服そのものが似合わないのかもしれない。詳しくはこちらをご覧ください。

ジュベール 衣装」の検索結果 - https://www.google.co.jp/search?q=%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%99%E3%83%BC%E3%83%AB+%E8%A1%A3%E8%A3%85&client=safari&hl=ja&prmd=ivsn&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=0CAgQ_AUoAWoVChMIzN2-37OjyAIVR7CUCh2EZwen

 現役時代は1シーズンも休まず、10シーズン連続のヨーロッパ選手権表彰台など、たくさんのことを成し遂げてきた選手。楽しく滑ってくれればいいなあと思います。

 

 

 さて、長々とお付き合いいただきありがとうございました!

 とりあえず熱だけは伝わったのではと思いますが、本当にほんのちょっとでも、楽しんでいただければ幸いです。

 なにせライトファンですので、もし間違いを見つけた方はお手数ですがお知らせ下さい。迅速に訂正したい所存です。

 

 それでは、テレビ東京系列、テレビ前アリーナ席でお会いしましょう!