スケート靴を脱ぐまえに

୨୧舞台・スケート・他のセンチメンタル備忘録ポエム୨୧

第45回春の関東インカレ2017、男子7,8級を観てきました

 久々の更新になりました。

 卒業生を送り出して春が来てどの部も新入生を迎え、あっという間のシーズン初戦にめまぐるしさと今季の始まりへの嬉しさとを覚えます。

 春関遅刻常習犯となりつつあったので、事前に用事があった池袋から直行し、18:30!時間通り!よし!と思い入ったものの、第2滑走かじけんくんのラストでがっくりでした……いつになったらきちんと6練から見られるのだろうか……インカレ公式ツイッターの担当の方が変わったのか、予定が早まったのを全然知りませんでした。不覚!

 ※今季から「フリースケーティング大会」の名称が外され、男女ともに7,8級クラスはSPでの参加となりました。うーん、、運営時間の都合でしょうけれど、少し寂しいような…!

 

 いつも通り、ジャンプや詳しいことは二の次のゆるふわ備忘録です。

 

▼第1G▼

 

◎梶田健斗くん 57.59/2位

 入ったらFix Youの本当にラストのラストで、めちゃくちゃに悲しかったです…!

 「小塚を彷彿とさせた」など見逃せない感想をたくさんお見かけしました。次回こそは注視したいと思っています…!フィニッシュポーズと同時に一瞬沈黙がおりたあと、ため息のような「かっこいい〜…!!」がそこかしこから聞こえてきてなかなかびっくりしました。なんだかもの凄いプログラムが生み出されている予感。2位おめでとうございました!

 

◎小林建斗くん 45.34/10位

 期せずしてまさかのケント2連、法政大学ダブル小林ルーキーの建斗くんの方です。

 高校生選手はツイッターなどでしか存じ上げないことが多いので、噂の…!とわくわくしながら拝見しました。

 アンヴィル・コーラス、とってもおしゃれなジャズのプログラム。お衣装は柔らかめのゆったりした黒い生地のトップスにキラキラがついていて、スタンダードな形でした。

 最初の3T3Tがクリーンで盛り上がり、次の3Fは2ftかな、ちょっと苦笑い。ステップ入る前の、片足を軸にした振り付けが小粋で惹かれました。操先生振り付けだそうで、なるほどなあと思っているところです。操先生振付を滑る…というか踊る東の男の子たち、いつも思うけどほんとにキュートでかっこいい。

 イーグルからのアクセルが1Aになってしまったのが痛かったですが、決まったらめちゃくちゃかっこいいと思うのでこれからが楽しみ!フィニッシュポーズもかっこよかった!

 

◎菅原生成くん 45.53/9位

 こちらも拝見するのは初めての、東洋大学に入学された噂のきなりくん!噂のというのは、新潟県のご出身で国体(だったかな?)ではるか姫に「頑張って!」って言われたよって話ですね。羨ましいボーイだな!って思ってました。

 まずびっくりしたのはお衣装の色。メロンみたいな蛍光グリーンの生地に、Yシャツみたいな襟とカフス、前立ての部分だけ蛍光イエロー。ボディラインは結構ぴったりめで、もうそれだけでなんだか楽しそうだなあってワクワクしました。

 3S-3Tがとっても惜しかったですが、ラストの2Aはものすごいキレ。クリーンでした。スピンも素敵。

 振り付けの中で、脚というか膝を曲げてひらいて、ぱかぱかというかくねくね?というか…動かしてジャッジアピールをするところがあったんですけどそこでためらいなく\フゥ〜〜!/という歓声が上がって、人気者なんだな〜と再確認。

 曲はザ・マスクで、本当に踊りこなしてる感じ。次に拝見するのもとっても楽しみになりました。

 

◎鈴木元気くん 48.81/7位

 今回はさすがに第一滑走じゃなかった元気くん。みんな大好きフィエスタフラメンカ!

 お衣装は黒のシャツで、腰のあたりからおなかにかけて赤いストーンのキラッキラの炎(?)が燃え盛るデザイン。キュッと絞られたウエストとちょっと深めの襟ぐりが素敵。

 ジャンプは2つ目の2Aが謎軸なのに降りて偉かったんだけど、もしかしなくても3A狙いなんでしょうね。しびれる!シーズン中に完璧な演技が見たいです。

 中盤、低くなった静かなピアノの音から盛り上がっていくスピン→ステップの流れが相変わらずかんぺきすぎる…!!持ち越しなのかな?

 "Ora!"のエンドまで良かったです。かっこ良かった〜〜!

 

◎鎌田詩温くん 47.20/8位

 いつもかっこいい詩温くん!出てきた途端の楽しそうな明治応援席で客席も笑ってしまいました。もちろんどなたの応援も賑やかだけど、詩温くんのときはひときわ(笑)。

 ワインレッド?バーガンディ?臙脂?のYシャツに、シオン3世のイエローギラギラネクタイでもうすでにGOE+5億点くらいあげたかった。襟とカフスだけ黒かった…ような気もするのですがどうだったでしょうか……?とにかくかっこいい!自分の売り方をわかっておられる。

 曲はジャクソン5で"I want you back"だそう。もう最初っから最後まで、今季も間違いなく東日本を沸かせる男でした。構成としては、3Lzは惜しいfallで、3T-2Tは無事降りたと思いきやちょっとよろり、でも最後の2Aはクリーンだったと思います。

 ジャッジ前でのアピールも、ステップで起こる手拍子も滑らかなツイズルもすてき。ひゅーひゅー言われっぱなしのアイドル、今季も楽しみだなあとにこにこしながら拝見できました!

 

▼第2G▼

◎6分間練習

 結構ほんとうに初めましてのお顔がお一人いらして、おそらく唐川くんだろうな〜とわかりました。ジャンプがぎゅるるん!と回るタイプで、普通のスケーティングのスピードがものすごくてとにかくびっくり!

 ようじくんのお衣装がTicoTicoのドピンクで、髪型がツーブロなのがまたよく似合う。おしゃれさん!アクセルに同じ軌道でなんども挑戦されてらして、一度大コケしたあとは2Aを綺麗に成功させてたんだけど、でもあまり納得した顔じゃなかった。たぶん3Aチャレンジだったのでしょうね。ストイック…!

 あと見逃していてTLで知ったのですが、みんなの佐上くんがなんと3Aを降りていらしたとのことで、胸が熱くなりました。

 

◎中野耀司くん 57.82/1位

 優勝おめでとうございます!3Aが本番でちゃんと降りられるようになられて、なんだかすごいなあと勝手にしみじみ。見る間に何かができるようになる、その過程を見せていただけるのはやっぱりローカルの楽しみの一つですね。

 先述のように、お衣装は先シーズンと同じ、フューシャピンクのようなぎらぎらの袖が5部丈?腕まくり?のシャツ。襟ぐり深めだな〜とずっと思っていたのですが、今季でようやく肌襦袢を視認しました(笑)。

 音楽もTicoTicoで、予告と違ったので、新プログラムは次のお楽しみかな。おしゃれでノリのいい、ようじくんらしいプログラム、見納めができて嬉しかったです。

 「リンクインから声援の受け方がベテラン」というなかなか意味不明なメモからはじまっていましたが、3Aはお手付きながら決まって大歓声!3-3の間が結構長めのオーバーターン、執念を感じました。えらい。その直後の煽りもプロすぎてこれまた大歓声、ラスト3Sも決めて(かじけんくんを見逃してしまったので個人的には)納得の1位でした。

 

◎森望くん 39.79/11位

 東のプリンスかなたくんも持ち越しの、背中から右肩をこえて前までくるフリルがめちゃくちゃ可憐で、腰のあたりのシフォンもめちゃめちゃ華奢なのに、世界一王子様なあのお衣装でリンクイン。

 プログラムは大大大好きなSay somethingの持ち越しでした。

 冒頭3T-2Tなんとか決めたかな?と思ったんですがどうやら2T-2T(かなり痛かったですね)、二つ目は3Sがtoでくるくるっと降りて、最後は1Aでノーカウントになってしまう、ご本人は悔しそうなジャンプの結果でした。

 でも、でもね、個人的には一番生で見てよかったと思ったんです。Say something (持ち越し3季目かな?)をこんなにも素敵に滑りこなすかなたくんを見逃さないでいられてよかった。というのも、このツイートを拝見したからなのですが…これからは拠点をカナダに移され、本格的にアイスダンスのほうに力を入れていかれる、ということですよね。

 ダンスとシングルとで文字通り東奔西走される日々の負担が減ればいいなあ、と思う一方で、やっぱり少しの寂しさを感じてしまうのも否めず…。だからやっぱり最後に今季初の試合に出てくれてありがとうという気持ちになりました。

 冒頭、ポーン、というピアノの一音だけで水を打ったように静まり返って東大和スケートセンターがかなたくんのためのリンクになったの、鳥肌が立ちました。ステップ中のツイズルが胸が痛くなるほど美しくって、アイスダンスと出会ってこんなところまで美しくなってしまったんだなあと思った。プリンスはやっぱりプリンスでした。

 余談ですが、クラウドファンディング達成おめでとうございました!

 

◎小林諒真くん 55.41/3位

 大学デビュー戦での入賞、本当におめでとうございました!法政さんの、チームとしてのこれからがとっても楽しみです。こちらもツイッターでしか拝見してなかったので、まずピアノ曲似合いすぎ枠in東、またも刺客が…!という気持ちになりました。

 お衣装はタックが寄せてある系統のクルーネックで、左肩だけ跨ぐように水色のフリルのような同生地のひらひら装飾、首まわりもストーンでキラキラ。腰と手先は限りなく黒に近い色で、上に行くほど鮮やかな水色になるグラデーションだったんですけど、いちども群青色とか青とか紫にならず、あくまで水色から黒。手首あたりの袖もくしゃっとしてたと思います。

 途轍もなく美しいピアノの音、なんだっけなんだっけなんだっけ、とひたすら首をひねりながら聴いていたけどそれもそのはず、昨季たくさん聴いたジェーニャことメドちゃんこと世界女王エフゲニア・メドベージェワ選手のSP使用曲"river flows in you"でしたね!

 3Lz-3Tと2Aをあっさり綺麗に決め、2ftっぽかったけど3Fもまとめていて一年生なのに圧巻。バッククロスすら見惚れました。

 最後、左腕は曲げて手を腰後ろに軽く当て、右腕をまっすぐ斜め下に伸ばしてからすっともちあげるフィニッシュポーズがすてきでした。

 

◎佐上凌くん 54.97/4位

 11人中驚異の過半数、6人を送り込む明治大学さんのなかでは最終滑走ということで、ものすごい声援に苦笑とざわつきの客席が相変わらずちょっと面白い。東うるさくてすきです。

 お衣装はうっす〜〜い生地の白シャツ、胸ポケットもついててYシャツのように見えたけど、よく見ると襟は立っているデザインだったような。前立てとカフスが重なってたのか厚かったのか、ひときわ白かったです。けっこうゆるゆるに着ていらして、近くの方が「シャツの後ろもっとちゃんと(ボトムに)入れないと出そう…」と心配されていらしたのをちょっと覚えてます。茶髪に見えたけど地毛のままだったらすみません、お似合いでした。

  6連でも降りたと噂だった3Aはso付きながらもちゃんと降りて、東大和を揺るがす大歓声!鳥肌が立ちました…!つづくコンビネーションは1Lz-1Tでまさかのノーカン、それでもラストの3Fはめちゃくちゃにクリーンに決めて明治さん恒例の大音量\ウェーーーイ!!/しびれました!

 なんだか柔らかくて素敵な男性vo入りの曲で、タイトルはなんと"give me love"…ギブミーラブ!?!?!!?(大混乱)ジャッジにびしっと指を指すようなアピールの振り付けがあったり、片膝をついて両腕を広げ、天を仰ぐフィニッシュポーズにと、ときめき過多すぎるプログラムでした。昨季の「道」の投げキスでも思ったけど、佐上くんがオタクの心を掴みすぎている…!!

 ラストが音が終わってからだいぶオーバーしてしまってちょっとがっくり、というように見えましたが、兎にも角にもかっこよかった。完成した形で拝見するのが楽しみです。ノーミス見たいなあ!

 

◎唐川常人くん 54.94/5位

 6分間練習でもそうでしたが、お名前コール前のウォームアップから異常なまでの爆速スケーティングでわくわくしました。お衣装はがっつり紫のぴったり系のライン。前も後ろもV字に切れ込んでて、後ろは首元まで三角に黒、前はV字に黒の生地。胸元、なんだか凝っていたように見えたけどアクリル板によってほぼ見えず…。蝶々みたいな模様があった気がします。あとストーンきらきら。

 そしてここにきてお名前コールされてから一向に音楽が鳴らないトラブル、けっこう待たされたの大変そうでした。もういちどコールからやり直して、学校も関係ない今日一番の大声援。

 冒頭イナバウアーからのぬるっとクリーンに跳んだ2Aめちゃくちゃびっくりしました。3Lz-1Tも、お手付きにはなったけど3Loもものすごい回転速度でぎゅんっと降りるの、見ていて気持ちよかったです。スピンも速かった。ラストのほうのスピンの入りかな、fallになってしまいましたが、最後ちゃんと音楽のフィニッシュに合わせてきてさすが。

 曲はかじけんくんでおなじみ月光、でもご自分らしい滑りこなしで素敵でした!

 

 

 さて、2度目の春関になりました。まだ2度目か~とちょっと自分でも意外な感じです。

 たった2度目なのに、昨季の様子とはがらりと違う、進化した姿を応援できたからかもしれません。そこが学生スケートを見に行く醍醐味なのかなあと思いました。小さいことからかもしれないけれど、見ていくうちにできることがぐんぐん増えていく。長所が伸びていく。

 春関って6月初旬~中旬にあるから、たとえば国際A級の選手たちのシーズン開始よりずっと早いですよね。だからオフシーズンも短いんだけど、それでも新しいことに挑戦してくることも少なくない。短所を補ったり、長所を伸ばしたり、戦い方と生き様は無限大なんだなと思わせてくれる。

 朝5時から練習して、それから大学へ行って、さらにはバイトさえしたりする、めちゃくちゃハードな日常で、スケートをいつも大好きではいられないだろうなと端から見ると思ってしまいます。でも、最後の最後に、「やっとやめられた」という選手のなんとすくないことか。

 このシーズンも、きっとたくさんの4年生たちが、朝練と、深夜練と、怪我とさよならできます。それでもさいご、彼ら彼女らはスケートが大好きだったと惜しんでくれるでしょう。青春の時間を氷の上の努力につかうものすごい人たちをこんなに近くで応援できるから、学生スケートをローカルで応援するのは幸せだなあと感じています。

 フィギュアスケートを選んでくれてありがとう。

 今季も、世界一美しくてぴかぴかで賑やかで、そしてすこし寂しいシーズンが始まりますね。みんな怪我なく神演技!